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構想設計専攻

「構想設計」という京芸独自のカリキュラム

教育目的

制作風景 制作風景

構想設計は学生の提案から生まれた世界でも類のない専攻です。

学生は自らの「アイデア」を中心に、表現をカタチにする素材や技術を選択することができます。演習を通して、映像?空間?身体による表現やプログラミング、サウンドなどさまざまな媒体による技術を学ぶことができます。また演習と並行してセミナー、ワークショップ、レクチャーなどを行うことで、「総合的な構想力」と社会に対して「語る言葉」を養います。それは広く浅く多くではなく、隕石のような未知の世界と自身をつなぐ表現の探求の始まりとなるでしょう。

一人一人の学生が最適な表現方法を探りながら、それぞれの作品についてみんなで真剣に考え語り合い「共同で授業を作ってゆける場所」。それが構想設計専攻です。

実技カリキュラム

1年次前期の総合基礎実技を履修後、1年次後期と2年次前期で美術科の基礎実技(日本画基礎、油画基礎、彫刻基礎、版画基礎、構想設計基礎)A?Bを履修します。構想設計専攻に進むためには、「構想設計基礎A?B」のいずれかを履修していることが望ましいですが、履修していなくても進むことができます。

構想設計基礎A?B(1年次後期?2年次前期)

従来の専門ジャンル?技法修得型の教育ではなく、「相互行為」「リサーチ」「演出」「構築」という4つを軸にし、柔軟な発想と独自の表現方法を身につけることを目指します。技術面では映像?空間?身体に加えて、プログラミング、サウンドなどさまざまな表現媒体の基礎を修得します。

合同ゼミ制(2年次後期?3年次?4年次?修士)

制作風景

2年次後期からは学生の志向に基づき、ゼミに分かれた指導体制をとります。構想設計基礎A?Bでの経験を継続的に発展させるとともに、映像?インスタレーション?言語?パフォーマンス?インタラクティブメディア?サウンドなど、個々の学生の発想?興味?資質に応じた自由な表現方法を、学生が主体となって実験的に作り上げます。

学部2年次から大学院修士2年次までが合同で参加する各ゼミは、相互に連携しながら多元的な学びの場を形作ります。学生の希望を尊重した専門的な技術の演習と、セミナー、ワークショップ、学外の研究機関?地域と連携したリサーチ?フィールドワークなど、総合的な構想力と表現技術を養います。最終年度は、表現を他者との文脈に関連させる批評性を身につけることを目指し、1年間の個人プロジェクト演習を行います。

在学生の声

自分の軸とは何かを思案できる場所です。

高橋 由乃さん(構想設計専攻4回生)

私は普段、裁縫や写真、テキストをメディアとして作品制作を行っています。このように、構想設計は他の専攻に当てはまらない表現方法を模索することができる場所です。基礎の授業では、写真、映像、サウンド、木工について技術指導を受けたり、テーマについて考えてみんなで一つの作品を作ったりしました。現在のゼミに属してからは、気になる作品をみんなで見て意見交換をしたり、アーティストやキュレーター、研究者の方のレクチャーを受けたりしています。先生方はとても協力的で、ときには他のゼミの先生に指導を仰ぐこともできます。構想設計には、自分が何をしたいのか考える機会と、それを実践する機会の両方があります。アートだけでなく、より広く、自分の軸とは何かを思案できる場所です。

授業に関連した活動

リサーチを基礎にした芸術実践の模索

専攻の活動

移転後の大学と地域との関わり方を問い直すためのサイト?ビジットやレクチャーなど、アートと社会を考えるアプローチを企画してきました。

課外授業

専攻の活動

京都大学フィールド科学教育研究センターが管理する南丹市美山町の原生的な森?芦生研究林に入林し、自然を体験しながら将来のメディアのあり方や、生き物としてのヒトと社会との関わりについて考える機会を持っています。また研究林近くの森でトチノキの植樹を行い、その経過を記録しています。

学外連携

専攻の活動

村田製作所との連携事業として、長岡京駅前の本社ビルのイルミネーションをLED化し、市民の方々が遠くからでも鑑賞できるビル全体の光の演出や、エントランスのプロジェクションマッピングとライティングを構想設計専攻の学生が制作しています。

教員紹介

非常勤講師(実技)一覧

  • 粟津一郎
  • 居原田 遥
  • 小松千倫
  • 吹田哲二郎
  • 前田岳究